2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

別冊・数理科学を読んで。「量子の新世紀」という特集の中から一つ。 佐藤文隆による「いま、量子力学とは?」という文章中に気になる箇所があった。それはエンタングルメントに関するEPRパラドクスの文脈においてである: ヒルベルト空間でのベクトルの振舞…

STeLAの「理系として生きる」シンポジウムへ出てきました。 パネルディスでの富田先生の「そもそも文系っていうのは非「理系」のことか」という切り出し方は、鋭かった。事実、シンポのタイトルが理文の分類に対するアンチテーゼだったようで。結局のところ…

思ったとおり自分は4月病だったらしく、そろそろ1コマに出るのがきつくなってきた。今日の磁性体の授業は結構辛かった。超交換相互作用の話で、内容自体は院試のときにやってるのだけど、定性的な話が続くとやっぱり退屈。寝ている人がたくさんいた。宇宙の…

物理の散歩道 第四

第四 物理の散歩道 新装版作者: ロゲルギスト出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2010/01/09メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る ロゲルギストというのは造語であり、1966年ごろからある雑誌に連載を載せていた…

無かったことにしたいって、意味が違うな。もう忘れてしまいたいのではなくて、どうして俺はあんな無駄な時間を…ってことか。 環境のせいにするのは言い訳か。酔うとよくないことを書く。

昨日の話。 研究室のメンバーで夕食を食べ、大学に戻ってきた。雨が気になってふと上を見上げると、面白いものが見えた。 うちの大学は、暗くなると下から本館建物のライトアップをするのだが、その影が高度の低い雲に投射されているのだ。本館建物の特徴的…

卒研ではある特徴的で簡単なモデルを仮定して、conductivityを計算した。この結果にプラスアルファしましょうということで、現実の物質に近いモデルを考えることになった。そのためにまず、結晶群を勉強する必要があるみたいだ。なんでも、対称性の議論からh…

新入生の歓迎会があった。研究室の人数が10人を超えたために、なかなか難しい面もあったけれど何とか幹事をこなせた。よかった。それはさておき、ひどかったのは2次会だ。定番の「理系ジョーク」で盛り上がったのだが、なんというか、行くところまで行ったな…

Srednickiを眺めてみた。語り口が優しい印象。頑張れるかもしれない。 Klein-Gordon方程式は確かにローレンツ変換に対して不変であるが、確率の非保存という欠点がある。これは言わば当たり前なのだ。従来の量子論において位置座標は演算子として扱われるが…

ええとね、やっぱり宇宙物理の授業がひどいんですよ。縦に20列くらいある教室で、マイクも使わずにぼそぼそつぶやく先生と、黒板を写すために頻繁に起立&着席を強いられる学生。内容も恒星や銀河の分類と各物理量という博物学的な部分で、何も面白くない。た…

なんでも日記に書くのは良くない。自分を貶めるだけならいい。けれど読んで傷つく人がいるような日記は書いちゃだめだ。でも、そもそもHatenaは、そういう「知人には知ってほしくないけど書きたいこと」を書き溜めるために始めたもんじゃないのか。 なんだか…

サスキンド教授による、素粒子物理学の授業ビデオ@スタンフォード。標準模型の解説らしい。超一流の授業を家でコーラ飲みながら聞けるなんてまったく、すばらしい時代になったものだ。 スタンフォードの授業ビデオはこれまでにもいくつか見たことがある。そ…

授業がとりあえず一回りしたところで、適当に感想でも書こう。あ、でも授業名書くとgoogleからやってきちゃうかわいそうな子がでちゃうから止めておくけど。 月曜 授業なし。いきなりこれかよ。あ、でも一年生の演習のTAやります。古典力学の教科書をケプラ…

固体のぶつりの授業があった。講義ノートにさりげなく書いてある式(導出も書いてないし、その後も登場しない)の故郷について、友人が先生に質問をしていた。その式というのはこんな形をしていた。 左辺は散乱確率を表し、右辺は誘電関数の逆数の虚部である…

将来食いっぱぐれたときにプライド捨てて友人のところに押しかけられそうな自分が恐い。 明日からもっと人から好かれる生き方をしようww

研究室に配属された4年生が結構ひまそうだ。・・・というのも、今年度に入ってから先生が出張を繰り返しており、いまだに新年度のセミナーや輪講が一度も開催していないからだ。 実はこれは今年に始まったことではない。去年もそうだった。研究室に入りたてで右…

なんだこりゃ・・・どうしてこんな式が成り立つのか。わかったら追加で何か書こう。 http://d.hatena.ne.jp/ttrr/20100411/1270988838 とか書いたが何のことは無い、ただの幾何学的な変換であった。要するに軸の交換と回転の順序を巧みに交換しているだけなのだ…

draft 1

変な授業に手を出したおかげで5分間スピーチをする羽目になった。なんてーか先生がアレなんだよな・・・まあ適当にやればいいだろ。伊集院聞きながら途中まで。Michael Pritchard: How to make filthy water drinkable | Video on TED.comToday I want to talk …

同じ研究室のM1の友人は、3年のころから大学院の量子場の理論の授業に出ていたらしい。 まあでもそいつもたまに物理的に変なこというし、俺の勝ちだなwww

さて、最近幾何学的位相に関する文章を読み出した。 外場中に置かれた磁気モーメント(便宜上スピンと呼ぶ)の運動に関する考察を経て、ベリー接続、ベリー曲率へと導いていく文章である。おそらくまだそれほど面倒な計算へは至っていない。はずなのだが、ち…

エクスポネンシャルSyとエクスポネンシャルSzの交換ってどうなるかな?

残念賞

TOEIC届いた。 リスニング20点ダウン リーディング30点ダウン で855点でした。

卒研の4年生が新しく研究室に入ってきました。彼らのテーマはまだ決まっていないようですが、一年間頑張ってくれるといいなと思います。その前にひとまず院試があるのでこれから4か月くらいは勉強漬けでしょう。自分の時も、それまでの3年間の勉強が単なる誤…

いまM2の先輩が学振の書類を書くに当たって、新しく赴任なさった助教と進路について話をした。やはり、修士学生のうちにどれだけの成果が上がるかというのがDC1に採用されるかの判断基準になる(当たり前)。プロシーディング何本かと、論文1本ないし2本書け…

ボナンザ対渡辺竜王(当時)を扱ったドキュメンタリーを見た。将棋は小学生のころ散々指したこともあり、胸が打ち震えた。 素晴らしい。人間も、コンピュータも。

燃えよ剣の土方であるが、これはゴッドファーザーに似ている、と言ったら母親に全否定された。 でも似てね?権力に貪欲で、時に冷酷で身内の粛清も辞さず、かと思えば一人の女性に未練残してみたりナイーブな面もある。 結局、男性のステレオタイプであると…

燃えよ剣

燃えよ剣〈上〉 (新潮文庫)作者: 司馬遼太郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1972/05メディア: 文庫購入: 32人 クリック: 409回この商品を含むブログ (288件) を見る 燃えよ剣〈下〉 (新潮文庫)作者: 司馬遼太郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1972/06メデ…

副専攻

副専攻として専攻できる領域一覧 材料工学専攻 応用化学専攻 化学工学専攻 機械物理工学専攻,機械制御システム専攻,機械宇宙システム専攻 電気電子工学専攻,電子物理工学専攻 集積システム専攻 土木工学専攻 国際開発工学専攻 原子核工学専攻 分子生命科…

博士課程に進めたらいいなあって、また最近思う。厳しいと言われはしているが、あるいは自分一人食っていくだけなら何とかなるかもしれないと思う。 けれど自分の人生は確かに自分の人生であると同時に、周りの人の人生でもある。それは親の人生の一部でもあ…