別冊・数理科学を読んで。「量子の新世紀」という特集の中から一つ。
佐藤文隆による「いま、量子力学とは?」という文章中に気になる箇所があった。それはエンタングルメントに関するEPRパラドクスの文脈においてである:

ヒルベルト空間でのベクトルの振舞いのぎこちなさという数学構造の反映が量子力学に及んでいるという逆転した視点も必要な気がする.

以前量子情報のゼミをしたときに、先輩に投げかけた疑問であるが、なんか適当にスルーされたのだった。やっぱり、考える価値はありそうだ。


「くだらない疑問」は他にも抱えている。例えば「光速を超える通信が禁止される」ということ。相対論的に、とか因果律を破るために、とか言われるが、それはちゃんと相対性原理からでてくんの?自明なこと?