2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ベリー位相1

誘電体の物理を扱う上でベリー位相が必要になりましたが、このベリー位相を説明しようとすると結構大変な事に気づきました。なので、誘電分極の話は一時休憩して、しばらくベリー位相の話でも書いていきたいと思います。基本的には今回からの話は、 http://p…

すぐに実行できるのに誰も教えてくれなかった考える力をつくるノート (KEIO MCC Intelligence Series)

すぐに実行できるのに誰も教えてくれなかった考える力をつくるノート (KEIO MCC Intelligence Series)作者: 茂木健一郎,箭内道彦,細谷功,内田和成,築山節,丹羽宇一郎,藤巻幸夫,小山龍介,香山リカ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/06/25メディア: 単行本…

レバレッジ・シンキング 無限大の成果を生み出す4つの自己投資術

レバレッジ・シンキング 無限大の成果を生み出す4つの自己投資術作者: 本田直之出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2007/06/29メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 26人 クリック: 238回この商品を含むブログ (238件) を見る ぶっちゃけあんまり好き…

[実況]ファイナンス教室 (グロービスMBA集中講義)

久々に読書記録ですね。 [実況]ファイナンス教室 (グロービスMBA集中講義)作者: グロービス,星野優出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2010/10/23メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 19回この商品を含むブログ (2件) を見る ファイナン…

電気分極4

前回の記事で登場したBerry曲率というのを説明します。踏み込むと結構大変だと思うので、なるべく簡潔に説明を行うつもりです。 この話をするために、まず量子力学の主人公である波動関数について復習してみたいと思います。波動関数は一般に複素数値をとる…

牟田先生の電磁力学が絶版になっているようだ [asin:4000067524:detail] OMG!(・Д・)

電気分極3

三つ目の分極の定義を与えます.これが現在主流になっている分極の考え方になっているのですが,そのベースは電磁気学の基本的な式 です.右辺は分極電荷を表しています.この式は電位の多極子展開から出てきますので,もし気になったらジャクソンの電磁気学…

産総研 TODAY 2010.08 VOL.10-08 AIST Network なるほどね。しかし、年齢層が上のほうの勤務者には、任期付きポスト→tenureというpathを通ってきた人も含まれていることに留意しなくてはならない。 後ですみからすみまで目を通す。

「はかる」と聞いて一番初めに思い付くのはジュールの温度計、その次はホール係数かなあ。… さて、夏休みが終わった辺りから就活がチラチラ見えるようになった。今のところ自分は「基礎的な研究ができる」という視点で候補を絞っている。思ったより気になる…

電気分極2

先の記事で「電気分極現象では変化量だけが重要だ」と言いましたが、ここで一度分極の絶対値を定義しようとしてみましょう。 電気分極の話が出るとき、高校なんかでよく扱われるのがクラジウス・モソッティのモデルというやつです。例えば水分子は酸素原子の…