APS MarchMeeting

帰国した。アメリカは楽しいところだった。何が、というわけではないが3月は気候がいいし、まあいるだけで楽しかった。
驚いた出来事を一つ。三日目に一人でフードコートででかい肉のバーガーを食ってると、「そのバーガーはどうだ?」という感じで、一緒のテーブルにいた人に話しかけられた。その人自身は計算機を使った研究をしているのだけど、もう一人同じテーブルで話に加わってきた人が(こんな風に見ず知らずの人の間で気軽に話が広がるというのもはじめて見た)研究で日本に来たことがあると言い出した。共同研究者の名前を聞いて、そのときはよくある苗字だったので気にも留めてなかったのだけど、分野が遠くもない感じだったので一応調べてみると知っている先生だとわかった。サークルで非常にお世話になった他大学の先生だったのだ。あの時は驚いた。学会参加者なんて7〜8000人はいるだろうに。世界は狭いなー。なんだか嬉しくなって挨拶をしに行った。


話は少し変わる。その先生は「20年前とAPSの様子も大分違うねえ」と言っていた。具体的には日本人が少なくなったという。確かに日本人だと思って話しかけると大抵中国人か韓国人のような気がした。彼らの所属を見ると大抵アメリカの大学だ。みんな留学に積極的なんだろう。そういうものを目にして正直、何か焦りみたいなものを感じずにはいられなかった。