5-1 1変数に対するキュミュラント展開
を次で定義する:
…(6)
ここで角かっこはxについて分布関数f(x)による平均操作。定義よりC(0)=1は自明。いま
とC(ξ)をξについて展開する。μは
によって定義される、n次のモーメントと呼ばれる量。当然。以下では、すべてのが有限であるという仮定をおく。上式の対数をとる
このときをn次のキュミュラントとよび、上のような展開をキュミュラント展開と呼ぶ。また、(6)に対応して
とあらわし、のことをキュミュラント平均と呼ぶ。*1=e^{-\beta \Omega}]と似ていますね))
は具体的に求めることができる:
キュミュラントを具体的に書き下すと
これらの結果は形式的に、
とまとめられる。