感動とは心を傷つけるものだ

そういう言葉をどっかで聞いた気がします。しかし僕は思うのです。
最も深く自分を傷つけたものを、いまの僕を作ったそのものを、
いちばんそれを知ってほしい人に伝えることは果たしてできるだろうかと。

そのへん抉ってくる歌とか割と好きですね。

今日の英単語

grand: 1000ドル(米)、1000ポンド(英)
僕なんかはあまり使う表現とは思えないけれども、ドラマを見ているととてもよく出てくる。あまりによく出てくるので、取り立ててまとめなくてもどうせ覚えると思うくらいだ。

英語や勉強法についてのエントリが、ホットエントリーを毎日のように飾っている。記事の質はかなりまちまちだと思うのだけど、さっき読んだこの記事はなかなか面白かった。
知っているだけで大違い、英会話で使うと効果絶大な10の単語・フレーズ | ライフハッカー[日本版]
表現についての記事のようなタイトルであるが、マインドセットについての話だと思った。言葉でポジティブな態度を示すのは公私どちらにおいてもとても大事だ。
後半に乗っている「使わない方がいい7つの言葉」というのも、なかなか面白い。

逆に、一瞬そこまで有害なようには思えないのに、社員や仲間の信頼を壊し、やる気をなくす言葉もあります。Jason Friedは、次の4文字の単語の使い方には気をつけるようにと警告しています。

Need(必要だ)
Must(しなければならない)
Can't(できない)
Easy(簡単だ)
Just(ただ)
Only(〜だけ)
Fast(すぐに)

共通しているのは、使い方次第で思考停止への近道になるということだ。使ってはいけないとは思わないが、使うのなら"why"をセットにした方がよいだろう。

self excitation

人並み以上に頑張ることで、ほかの人のパフォーマンスを上回ろうとするのは、方法論として間違っていると思う。
例えばほかの人が一日9時間実験するところを、自分は12時間頑張ったとする。アウトプットが単純に時間に比例すると単純に考えるなら、3年間人並み外れた努力を続けてようやく1年分のアドバンテージ。人ひとりのパフォーマンスなんてそんなに変わらないだろう。さらに、根を詰めて頑張れるのは概して単純作業が多い。頑張りを競争力にしようと考えることで、勝ちにくい勝負をしてしまうことになる。
そう考えると、何をやってもうまくいかない日というのは貴重かもしれない。やってだめなら、勇気をもって立ち止まってみる。こういう機会こそ大事なのだ。
失敗続きの日を終えた自分への励ましとして。

White collar

またドラマを見て英語を勉強している。huluで英語字幕付きのよさげなシリーズを見つけた。
White collarという、2010年にシーズン1が放映された、米国のドラマ。FBIによる事件捜査モノだが、内容的にも映像的にもライトで、血なまぐさいシーンが少ないので見るのが楽。僕としてはご飯を食べながら見られるというのはポイントが高い。*1
Breaking Badにでてくるような、ならず者達とは異なり、多少ハイソな人々が繰り広げるドラマだけに、こなれた表現が多い気がする。そのせいか、聞き取りには多少苦労している。


覚えたい表現をメモしていくのも、学びの助けになるかもしれない。
第4話 "Flip the Coin"から。ニールがConjectureを披露し相手を揺さぶり攻撃するシーン。

They smuggled that treasure back here. It went off without a hitch.
But they needed a fall guy, you know, somebody to take the heat off them so they could sell the treasure without intereference.

欲張らずに覚えたい表現を2つだけに絞ろう。

  • fall guy 罪を擦り付ける対象の人。
  • without a hitch 引っかかりなく、滞りなく。

*1:シーズンが進むにつれて豹変することはよくあるけど

パス単 1

今日勉強した単語のうち、初見だった単語だけ書き出して、いくつかについて覚え書きを添えてみる。


brunt 矢面

cipher 暗号
暗号という意味ではcodeと同義。ただしこの単語にはアラビア数字のゼロという意味もある。decipherで判読、解読という意味になる。

retribution 報い、仕返し
同義語にrevenge, requital, retaliation, retaliation, vengeanceなど。そういえば先日The Labをやっていたとき、作中で研究不正告発者に対する報復のことをretalationと呼んでいた。案外このあたりの単語は出てくるのかもしれない。

repeal 撤廃、破棄
revokeとほぼ同義。法律や条例などを、それを制定した主体が取り消すときに用いるらしい。

provision 配給
一目見てprovideの名詞形だと思ったのだけど、そうではないかもしれない。というのはprovisionの形そのままで、動詞として用いることができ、まさしく食料を配る、という意味があるから。動詞として近い単語は、feed, board, caterなど。

repercussion 影響、反響


reprisal 報復
そういえばreprimandという単語を最近覚えた。接頭辞repri-にはどのような意味があるのかと思い、この単語の語源について調べてみたところ、フランス系の単語に発するものらしいが、残念ながらrepriそのものの意味はよくわからなかった。

長く続けていきたい。

asylum

英単語を単語本で覚えていると、「こんな単語使わんよな」というものがちらほら出てくる。でも、それは僕が英語をナメているからかもしれない。一対一で相手と英語で会話している時なら特に、意思疎通に困ることはないだろう。でもこれが、英語の会議だったら語彙は多ければ多いほど良い。もちろん必要以上に覚えることはない。けれどもその「必要」ってのは、どれくらいなんだろうか。
asylumという単語を覚えた。いかにも気持ちの悪い文字の並びの難単語という感じがする*1。難民に対する庇護、みたいな意味だけど、日本語だとしても、そんなものを意味せんとすることはほぼない。それでも単語を覚えてみると、案外耳にすることはあるものだ。たとえばニュースとかね。こういう受動的な単語というのを増やすのも、英語を使えるようになるうえでは、やはり意味がある。
中学生のころ、make oneself understoodというイディオムをその意味概念自体と一緒に覚えた。それと同じように、単語を覚えることで手持ちの概念が増えることもある。そういうのは僕は好きですね。

*1:ギリシャ語に由来するそう