モンテカルロ法

最近またCourseraで授業を取っています。私がとっているのはStatistical Mechanics: Algorithms and Computationsという授業です。この授業の内容についてはSyllabusを眺めてもらえればわかるかと思いますが、大ざっぱに言うと、統計物理におけるモンテカルロ法について、テクニックと実装例をふまえながら学ぼうという野心的な内容です。統計物理における基礎的な知識は前提とされているように思います。たとえば2回目の授業ではAlderとWainwrightのhard-diskモデルを取り上げ、event-drivenアルゴリズムモンテカルロ法の比較をおこなったりしています。講座の開催期間は2か月程度ですが、これがとんでもなく楽しい。
この授業では課題として、pythonによるサンプルプログラムを弄って結果を考察するわけですが、記述式の設問も多く、頭を使ってウンウン考えるチャンスが多い授業だと思います。自分が提出した課題は他の参加者複数名(匿名ですが)によって採点されることになります。自分も3人の採点のノルマを課されるわけですが、なかなか面白い方式だと思います。
Courseraは面白い授業を無料で受講でき、ユーザからすればあり得ないくらい素晴らしいサービスに思います。現況、有料のコース・専攻がチラホラと存在しているようです。この先いつまで無料で大部分が利用できるのかわからないことだし、気になっている人は早めに始めるのがいいと思いますね。思い立ったが吉日という言葉もあります。おすすめしますよ。