就活をするにあたって自分の価値観について考察をする

就職を考えるにあたって、希望企業の選定段階ではいくつかの視点を持って企業を眺めることになる。例えば業界、職務内容(職種)、待遇(給料、福利厚生)、安定性などだろうか。なかなか重複なく分解するのは難しいので、多少のオーバーラップのある分類ではあると認識している。
このうちどれを重視するかという話だが、自分の場合、順位をつけるならば職務内容>待遇>雰囲気、安定性>その他といった感じだろうか。
はじめに、職務内容は重視したい。これは自己の適正を見極めた上で最大限の競争力を持ちたいという考えによるものである。扱う対象については特にこだわりはないが、ひとまず苦手なタイプの作業ははっきりしている。例えば頭の瞬間的な切り替えを必要とする職種には、自分は向いていないと感じる。具体的にはコンサルタント業務などだろうか。自分は最低限のマルチタスクはこなせるつもりではあるが、わざわざ苦手なタイプの作業でその業績を競うのは得策ではないと判断する。したがって職務内容にはある程度対象に打ち込む時間を確保できるもの、という条件が課される。数学的思考、英語が生きる仕事ならさらによし。
次に待遇である。これについては情報が不足しがちで、なかなか適当な判断ができないところである。ひとまずメーカーは言うほど悪くない(初年度の月給で判断しないほうがいい)ということはきいたことがある。それ以上のことはよくわからない。
職場の人の雰囲気もまた重要だろう。ここは向上心の強さを求めたい。仕事上のことだけでなく、周りにいつもいる人間は人生に対する態度にも影響すると思うからだ。大げさだが。しかし人の縁は運の部分もあってどうしようもないこともよくある。とりあえず、みんなどこか生気が抜けた顔をしているとか、陰湿でいじめがはびこっているとか性格が最悪とかじゃなければいい。はい、次。
安定性も重要だと思うのだけど難しい。電力ガス水道などのインフラ系、公務員及び準公務員などの例外を除いて、大企業に入れば一生安泰などとは思っていない。では安定性とは何かというと「自分が所属する企業がどうにかなっても何とかなる」ということだと思う。回避する以外のリスク管理というのを考えるべきだと思っている。例えば研究職であれば論文を書く。自分に属する業績を上げられれば最高。そうでなければ業務上でプログラミングやプロジェクト運営などのスキルを身につけられることを求めたい。安定性とは専門性と同義かもしれない。この考えかただと、誰にでもできるような職務をこなしていることはリスキーだということになる。