ひどい飲み屋、と感じたもろもろ

混んだ新宿で仕方なく入った飲み屋が本当にひどかった。あれで店としてやっていけるのだからもはや恐ろしい。
そんなところで不味い酒を飲んでいるとかえって醒めてきて、ものすごい嫌悪感を感じた。臭い店内で構わず騒いでいる学生たち、その隅で飲んでるやや上品で場違いな自分達。


そうなのだ。高校で知らぬ間に自分は上品な人の間に入り込んでいた。高校では男も女も、みんな上品だった。親が社長だったり医者だったりするような、そんな人たちの中で高校の時期を過ごした。国立だったこともあって自由だからというのもあるだろうが、中学までと比べて圧倒的に感じたのは、皆の屈託のないことだった。入学当初、肩透かしを食らった自分は友人に「高校は小学校に戻ったみたいだ」と言っていたらしいが、そんなような意味だったのだろう、今思えば。
そしてそういう人たちは、多少嫌な思いをしても、あまり気にしない。彼ら、彼女らは自分が正当に認めてもらえる場所を知っているからじゃないかと思う。金持ちはケンカをしない?あー、そんなようなものかもしれない。
そしてそんな人たちが羨ましくなることがあるのだが、それはもう、あらゆる意味で甘えだろう。


根拠はないが自信のある、困ったちゃんはもう眠くなってきたのでそろそろ寝ることにする。