修士課程まで理論を追っていた自分が,将来の実用を考えながら実験・開発的な領域に身を置くことで,この一年間いろいろ考えることがあった。それらの中に,測定が持つ神聖な意味とは情報の増大なのだと思うようになった。これは理論が原理に含意される結果しか導き得ないことと対照的である。殊更,データフィットは厳かな作法に則って行われる最神聖なる儀式である。


そう言えば今共同研究に来ているお客さんがギター演奏者で,彼の参加しているバンドのCDをプレゼントしてくれた。自分もギターを練習したりするので,話が合って嬉しい。日本だと周りは結構ハードワーカーが多いよねえ。