とうとう就活から逃げてしまった
職探し中の学生がこんなふうに感じる季節になった。自分の修士の頃を思い出すと,夏ごろまで無い内定だったのがゴロゴロしていたし,気づいたらそういう奴が安定した財閥系子会社に職を見つけたりしていて,まあ競争じゃないのだなと思ったのだった。そういう意味で,私はむしろ「まだこんな季節なのに」と思ってしまうのだけど。ふつうは学生は数年間しかしないわけだが職業人生はその十倍の長さがあるわけで,数か月間早かったところで別に得もないでしょう。強いて言うならば,理系院生であれば夏の学会へ向けた発表準備ができるくらいかも。
学科や専攻に来ている推薦を使うのも良いかと思う。内々定をもらえば「やっぱりやめます」という事は出来なくなるけれど,その分慎重に会社について調べられるのじゃないかな。雑に受けて雑に祈られるんじゃ,落とされた事実を受け止める間もないままに心だけが荒むでしょう。