ある先生がいらっしゃって、その人が作るプリントがすごい。理学部の2年生、3年生の演習で配布するプリントなのだが、このプリントの優れている第一の点は数理的に「まったく」飛びがなく厳密なところ*1だと思う。それでいて内容的にもチャレンジングなものが多くておもしろい。
たとえば、合流型超幾何関数の「系統的」な一連の演習問題群だったり、2年生で習うClebsh-Goldon係数の発展としてRacah公式の証明やら、Wignerの3j記号を使った議論とか、そういった、授業では立ち入らない多少「踏み込んだ」議論をしてくれるといった具合に。*2このためにプリントの量は膨大になったのだけど。。。*3