オリジナリティ

論文発表へ向けて読み進めている論文中の計算で、おかしな所があったので先生に質問をしてみた。どうも計算の上で意図的にか、無意識でか無視している効果があったのだ。先生はその点を指摘して、「発表とは関係ないけど計算してごらん」と言ってくださった。
ちっちゃいけど、論文から一歩離れるというのは、研究に足を踏み入れたようでとても興奮する。もしかしたらもう誰か計算していることかもしれないとは言っていたものの、答えのない問題に取り組むのは、俺には初めてでとてもうれしいのであった。