太田

ノーベル賞受賞の益川さんが爆笑学問に出ていた。益川さんの科学に真摯な態度にはもちろん感動したが、もうひとつ強く感じたのは爆笑学問の番組としての良さだった。
益川さんの、科学やる人らしい、ごく当たり前の考え方をそのまま視聴者に伝えるというのは、やはり、難しさがあると思う。当たり前のこと過ぎて番組が退屈になるからだ(そう思うのは理科系の人間だけか…笑)。その点この番組はうまくやるもんだなと感心した。
今さらわざわざ書くこともないが、太田がよい。彼なりに深く考えていることを、率直にぶつける。わかりきっていても、一見くだらなくても聞いてみる。
これが学校の授業なんかだと、笑われるのが怖くなる。そういう経験があるものだから、視聴者は太田の質問を聞いてハッとする。こんな質問していいんだ、と。太田のこの態度から、僕は勝手に彼のメッセージを感じ取ってしまうのだ。


別にこれでオチというのもないが、これからも注目したい番組だと思った。そんな話。