ずいぶん昔、うちには猫がいた。頭のよい、おとなしくて図体のでかいオス猫だった。拾ってきたのは母親で、始め片手に乗るくらい小さかったのが、立派に成長したのだった。ある日、その猫がベランダの手すりで日向ぼっこしていたとき、ほんのいたずら心で、…
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