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思考訓練としての営業妨害

一、二年ほど前、自分の中でパズルがブームになった。それだけならば他愛もないことであるが、忙しい友人を捕まえ、空気を読まず出題していたりしていた。それくらいはまっていたのである。パズルの中にはネット上で見かけ、自分自身ですら半年間かけてようやく答えにたどり着いたものもあった。このころの経験が、パズルの面白さに気付く一つのきっかけになった。
ある時、パズルを出題していた友人のひとりから、新たなネタを提供し返された。それが彼が大学時代に打ち込んでいたマジックのタネ見破り、つまりマジシャンに対する営業妨害だったのだ。youtu.be


まずはOut of this worldというマジックである。観客が参加するタイプの手品で、赤と黒のカードを裏向きのまま分別することを指示された観客が、「マジシャンの念を感じ取り」それを見事にやり遂げるというものだ。詳しい手順は上の動画を見るのが早いと思う。
はじめはまさか、と驚いたが、2度目に一時停止しながら見たときには、何が起こっているのかだんだんわかってきた。うまいことできた手品だと思う一方で、タネが分かってしまうと簡単すぎるように思えてくる。


しかし、マジックは難しいなと思う。タネが分かったからといって、うまく演じられるかは別である。何よりも自分には度胸がなさそうだ。「仕掛けがばれるんじゃないか」とビビってしまう自分がやったところで、おどおどし過ぎては逆にばれやすくなってしまう。この辺りは心理の隙が大きく絡むのだろう。