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根拠のない測定(叙述用法)

なんであれ物理量を求めるためには、対象となる物理量と測定可能な物理量を関係づける方程式が必要だ。たとえば現在さかんに研究されるwatt-balance法では力を求めるのに電磁力を用いる。ここでは力を電気的な作用によるそれとバランスさせることで測定するのであり、測定した力の不確かさは電気的な測定系・実現系の不確かさによる。
不確かさの評価はしたがって、用いるモデルによることになる。ではモデルが正しいことはどうやって確かめられるのか。そこに確固たる方法論はない。各々が経験と勘と責任とプライドをもって報告を行う他に、信憑性を担保する方法はないのだ。もちろん複数の原理に基づき、冗長性をもって信頼性と言い換えることはよくあることであるが、いずれにせよ論理としては通っておらず、やはり最後は経験と勘なのである。