おうちについて

論文が出たことで研究が一段落つき、ぼんやりと考え事をすることがある。来年からの身の振りかたである。というかもっと具体的にどこに住むかということである。


一応どくりつぎょーせーほーじんしょくいんは、公務員という身分ではないものの公務員宿舎を借りることができることになっているようだ。宿舎と聞いて普通の人がどのようなイメージを抱くかはわからないが、数字だけ見ればかなり恵まれていると思う。土地柄のせいもあり、駐車場費を含めても相当安く住める。
だがじっさいに建物を見学した感想は「値段相応」とでもいうべきものであり、要するにまあボロい。共用の風呂が一つだけあり深夜まで湯が張られている。各階にあるシャワールームは輪をかけて汚れており、床が腐っていてべこべこだったりするのはまあ御愛想だろう。自分は住めないことはないと判断したが、虫が出るので気になる人は無理だろう…あと台所が絶望的に狭い。デフォルトでエアコンが備わっていない点も人によってはマイナスだろう。ちなみに見学させてもらった先輩の部屋にはエアコンがなかった。夏は都内よりは過ごしやすいのかもしれないのは良い。

宿舎に入らないなら住宅手当をもらうことになる。あるだけありがたい。