中古本をマンセーする

重たい本を運ぶことにうんざりし,私もついに電子書籍に本格的に移行しようかと思ったり思わなかったり。特にKindle Paperwhiteは電池の持ちも申し分なく,目にも優しく,また軽量であることから通勤時間の友として優秀そうである。さらにAmazonを愛用する電子書籍推進派の中には,通常購入よりもKindle版のほうが書籍が安いことをメリットに数える人がいるようだが,この点については待ってほしい。私はAmazon中古販売愛用者なのだ。


商品ページを表示した際,学術書などのマニアックな商品を除けばほとんど確実に中古品をポチることができる。送料250円が上乗せされるにせよ,新品やKindle版よりも数百円安く目当ての本が手に入ることも少なくない。私はKindle版の価格に目を滑らせながらも,直線的な動作で中古版を購入する。多少にやつきながら。
そんなわけで,紙の書籍の多少の重量と体積には耐えてやろうという心構えである。


本の状態にこだわる人は嫌がるだろうが,私にとって本は酒やたばこと同じく,流れの中で消費するもののような気がする。もっというと本にカバーなど必要ないと思っている。表紙・表紙カバーは何のためにあるのか。さらにカバーをかけて紙袋に梱包とは笑止千万ともいえる。まあ,そもそもカバーを掛けるか尋ねられる機会が減ったという事なのであるが。