親戚の無事を確認することができた。
余震は未だに多いが、震源値から遠い地域の住民は地震の影響を一歩離れて見るくらいには落ち着いてきたところだと思う。そしてその被害の大きさに呆気にとられ、ラジオを通じて聴こえてくる罹災者の声を聞いて涙を流しているところだろう。

記録

3/12はいつもどおり大学で研究をしていました。4:00から始まる
会社説明会に赴こうと思い、3時前、ネクタイを締めていると揺れを感じました。
ガラス戸の棚がガタガタと音をたて、顔を上げるとすぐに強い横揺れに
変わりました。咄嗟に先輩は出口の確保と言ってドアをあけ床に座りました。
僕の机には入れたばかりの熱いコーヒーがあって、それがこぼれるとまずいと
思ったので、机に押さえつけていたのですが、あまりの揺れに中身がこぼれ
中身を机の上に撒き散らされました。とりあえずPCだけは守ろう思い、
中身の入ったカップを床におくと今度は机の上の棚から書類や本が落ちてきました。
理論の研究室には物が少なく、身の危険を感じることはありませんでしたが、
後片付けが必要になりました。


揺れが収まって、助教さんがすぐにPCで調べると、どうやら東北で大きな地震が
あったらしいことを知りました。残りのコーヒーを飲み干して、廊下に出ると
建物から避難する人たちに合流できました。本館の建物の外は人で溢れており、
みな不安げにさっきあった地震の話をしたり、家族に連絡をとったりしていました。
僕は「これは説明会は中止かなあ」などと考えていました。このときは電車が
終日動かないことになるとは思いもしませんでした。