やさビジ(1)

NHKやさしいビジネス英語ベスト・セレクション (Vol.1) (CD book)

NHKやさしいビジネス英語ベスト・セレクション (Vol.1) (CD book)

見つけたのでCDを携帯プレイヤーに入れて、通勤中に気楽に聞いたりしている。Amazonのレビューだと絶賛されているけど、現行の放送分の方が洗練されているし、レベルも高く感じる。
内容はさすがに少し古く感じる。理由のひとつには、クールとされるスタイルの変化というのがあると思う。ヘッドハンターを通じて会社を渡り歩き、多種多様な立場・文化的背景の人と英語でコミュニケートしキャリアを追及する、グローバルビジネスパーソンが、クールな理想像としてもてはやされていたという印象を受ける。そんなシーンでは英語は必要不可欠な演出道具だったのに違いない。
いまの日本ではむしろ、英語は「コミュニケート」という言葉のもつ本来の役割を期待されるようになった気がする。ごく主観的な感想なのだけど。
それから、話題の細かいところで時間の流れを感じる。公共の場での禁煙、在宅勤務、フレックスタイム制などは今となってはことさら取り上げる話題でもなくなった。部分消灯による省エネ活動というのも…どれも当たり前となってしまえば、新しい問題が浮き上がってくる。世の中を見回してみると、どうやらそういうものらしい。


何にせよ、聞きやすくて気持ちいい教材。