Kindle版技術書の数式スタイル

Kindle生活を楽しんでいる。紙の本から脱却して電子データで蔵書を増やすことは思った以上に快適だ。Kindleのよいところは

  1. スペースを圧迫しない
  2. 読みたくなった時に読みたい本を読めるポータビリティ
  3. 栞情報が共有されるので,どの端末でも同じ所から続きを読める
  4. 案外無料本が多い。

というところだろう。特に1-3についてはこれまでの読書には無かったものだ。新しい読書体験,というどこかのコピーのようなフレーズが思わず頭をよぎる。

ただし,いただけない点もある。数式表示が,端末によっては崩れるのである。たとえば,以下の画像は The Finite Element Method: Linear Static and Dynamic Finite Element Analysis (Dover Civil and Mechanical Engineering) Android携帯端末のKindleアプリで表示した時のキャプチャである。

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見ての通り,数式の文字サイズが非常に小さい。また本文中では数式モードとテキストモードが入り混じっており,意地悪かと思う程見づらい。文字サイズは固定されており,本文の文字サイズを変更しても全く変わらない。

KindlePapwerwhiteでは多少マシで,文字が読めないことはない。しかしながら,ここら辺の使い勝手についてはどうにかしてほしいと,無責任な一ユーザは思わずに居れないのであった。