5.3 一般化された指数関数に対するキュミュラント展開
統計力学では一般化された指数関数を扱う場合が多い。たとえば、あとの方で登場する時間順序積を含んだT指数関数などであるがここではという指数関数を考える。
この指数関数は、xまたはyの2次以上の項をすべて落とすことを意味している:
この指数関数に対するキュミュラントは次のように定義される。
5.4 キュミュラントとモーメントの一般的関係
何やら式がごちゃごちゃしてきて、いくらはてなのvirtueでTeXをブログ内で使えたとしても、そろそろ限界が見えてくるレベル。はてなのTeXって結局のところ、あくまで補助なのね。まとめ用のファイルでも作ってpdfにした方がよかったかもしれない。
多変数の場合に、キュミュラントをモーメントであらわす一般的な表式を求める。
とfを定義すると、
ここで、2つ目の和はを満たすkの組み合わせについてとる。最後にfを元の表式に戻すと
ここで右辺に登場する一つ目の和は、とnに関するものについての和であるが、これは
を得る。ただし上式における和はの条件を満たすすべてのkの組み合わせについてについてとる。