きれい事はいらない。先日書いたように、必要なのは結局、現実的に考えて行動することなのだ。現実的に考えて、自分程度の能力を持ったアカポス志望の学生は腐るほどいるだろう。その中で生き残るためには実力だけではかなわないと、尊敬する先生が言っていたこともある。
この事実をすべて引き受けて前進するのに必要なのはつまり過剰な自信や、楽観ではないのだ。現実的に、必要なのは保険なのだと思う。保険にはいろいろな種類がある。家が豊かならそれだけで保険になる。職にあぶれる期間も、食いつなぐことはできる。多少の良心の呵責はあれど、きれい事を除けばかなう。あとは例えば、教員免許も保険のひとつになるかもしれない。


しっかりした学生なら意図しなくともリスクの管理くらいしているのだろう。無頓着であった自分も、客観的な価値(現実的ってこういうことだと思う)を身に付ける必要がある。
資格をとるのが手っ取り早く見えるのだけど、いい資格ってなんだろう。あくまで、リスクの分散として。


少し、考えてみる。