- 作者: ネイト・シルバー,西内啓,川添節子
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2013/11/28
- メディア: 単行本
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残念ながら、どのように身を処せば誤りを減らせるか、ということについてはこの本のメインの興味ではないが、それでも第2章は予測を当てやすい思考のタイプについて多少書いてある。
テトロックは専門家をハリネズミとキツネの2つのグループに分類した。(中略)
ずいぶんと演出を利かせた分類をするものだ(ハリネズミとキツネのたとえはトルストイの作品から、とのこと)。キツネのスタンスは、予測することにかけてはハリネズミに勝る。キツネは、結局ベイズ統計的スタンスであるということに他ならない。
本の内容とあまり関係ないのだけど、モデルの正しさの判断はどうやってすればいいのだろう。またモデルといっても、モデルの仮定が実体的な基礎を持つもの(イジング模型とか、超流動の2流体モデルとか)もあれば、持たないもの(適切な例が難しいけど、例えばBonanzaの局面の評価関数)もあるように見える。でも別のものに見えるけど、考えていくと実は同じなのかもしれない。