流れる日々の雑感

Courseraで受講していた統計力学の授業が終わったので(正確にはまだ期末試験を残している)、今度はDSPの授業を取ることに決めた。DSPというのはデジタル信号処理のことである。デジタル信号は、アナログ信号に対していくつも利点を持っていて、たとえばノイズに対して強かったり、データ処理が容易だったりする。実験を行う上で必要なDSPについての知識を吸収する魂胆。最後までついて行けると良いな。

流体力学について考えている。流体力学、これはどれくらい確かなものか。非粘性非圧縮性の2次元流れの例などをやっていると、容易にパラドキシカルな例が出てくるが*1、これはモデルがまずいから出てくる。では、粘性を取り入れたナビエ・ストークスの式は正しいかというと、それもどうだかわからない。ニュートン運動方程式と同じ確かさで正しいとは言えない気がする。解の存在となめらかさについての問題が、この辺りの事情に一石を投じたりしたら面白いけど、それは数学に期待しすぎかもしれない。