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理想流体で満たされた星に住む人は、ろうそくを吹き消すことができない

タイトルのようなことを考えた。きっかけはブルーバックス

マンガ はじめましてファインマン先生 (ブルーバックス)

マンガ はじめましてファインマン先生 (ブルーバックス)

本屋で見かけ、立ち読みしてみたところなかなか面白かった。
ファインマンのどの本だったかに、彼が学生の頃に友人と行った実験について書いてあった。水中に置かれたS字管の中央に、中空パイプで支持するような回転機構を設けてそこに水を流す。ちょうどスプリンクラーのように、S時間はその両端から水を吹き出しながら回転するだろう。ではこの水の流れを逆転させると?スプリンクラーは回転するだろうか?回転するとしたら、どちら側にだろうか?ファインマンは実際に装置を作り、試そうとしたそうであるが、失敗してガラス片が飛び散った、とかそういうオチだったと思う。


ぶっちゃけちょっと自信ない。我々の周囲を満たしている空気という流体は粘性流体だし、散逸が存在し時間反転に対して対称な操作を考えられない。理想流体の流れ中の円筒が抗力を受けないというベルヌーイの逆理というのもあるし、理想流体は我々の知っている流体と全く異なった振る舞いをするらしいので、「ろうそくを吹いても消えないわけがない」ということはできない。
理想気体を扱って日常生活に逆理を見つけることは少なかろう。理想流体については注意がいるようである。