Nature keeps practice in science

twitterで田崎さんが、Harvard大の時枝さんのトークについて触れていらした。

メンションされているビデオを見たが、とても面白いと思った。



さてこのビデオは、落としたコインの振動についての話である。どうやら落としたコインが最後に床に落ち着くまで、振動するときの振動数は時間について-1/3乗的に発散すると言っているようである。これは思わず理由を考えてみたくなるようなシンプルな結果だ。シンプルということは普遍性を感じさせる。「何か理由があるはずだ」と。*1
日常生活で何気なく目にする現象ではいつどの瞬間においても’自然’がはたらいている。それらの現象の中には、このコインの問題のように、解いてみると美しい結果が出てくる、びっくり箱のような物理が眠っているのだろう。*2
それから純粋に物理を楽しむ輩には蛇足とは思うが、個人的にはビデオの時枝さんのトークからは、学ぶところが多い気がしている。

*1:散逸する時間当たりのエネルギーが一定とか仮定するんだろうか?それとも振動数に比例?正しいモデルは実験によって選択されるべし。

*2:実は自分でも一個、面白いのではないかと思ってあっためている題材がある。方法を考えて実験にうつしたいのだけど。