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生成文法では、脳の言語野に損傷を持たない人間は幼児期に触れる言語が何であるかにかかわらず驚くほどの短期間に言語獲得に成功するが、これは言語の初期状態である普遍文法(英: universal grammar, UG)を生得的に備えているためであると考える。生成文法の目標は、定常状態としての個別言語の妥当な理論を構築し(記述的妥当性)、第一次言語獲得における個別言語の獲得が成功する源泉としての初期状態であるUGの特定とそこからの可能な遷移を明らかにする(説明的妥当性)ことである。そして言語を司る「器官」を心/脳のモジュールとし、言語学を心理学/生物学の下位領域とする。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%9F%E6%88%90%E6%96%87%E6%B3%95

(2013-01-20)
生成文法では議論は観察事実,つまり正しい文法からスタートすることになる。教科書を開いて初めに気付いたのがそのことで,文法を過信しているというのが第一感だった。それで樹形図みたいなものがたくさん書いてある教科書を読んでいくと,結局生成文法は指導原理に他ならないのだとわかってきた。普遍文法の存在を示唆する現象として,様々な文法現象が取り上げられる。移動やXバー理論など,個別の文法現象についての説明を見ていると,生成文法には一定の説明能力があるとわかる。でもそれらは間接証拠であって,脳の構造と,普遍文法の存在の間に関係があると断定するのはナイーブすぎるように思える。そこでこれを原理と位置づけ分析を行う。理論の正しさについてはまあ,肯定的にせよ否定的にせよ,後からわかればよいですね。