最近は読書メモをブクログにつけている。自分が本を読むペースが把握できて楽しい。読みたい本をたくさんストックしておくと、つまらないなと感じる本に割くリソースを節約しようと思える。そこが良い。
今月は8冊読んだのだけど、そのうち最も面白かったのは
ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ―ハイテク海洋動物学への招待 (光文社新書)
- 作者: 佐藤克文
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/08
- メディア: 新書
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だろう。タイトルからは「ゾウの時間 ネズミの時間」のような生体スケーリングの話かと思うがそれは話の触りに過ぎない。これは野生の海生動物にデータロガーを取り付けるという先進的な手法を切り拓く筆者の生の記録であり、学問の進展が非常に泥臭いところから始まるのだということを感じさせてくれて面白かったのだ。文章も上手い。
先月読んだ6冊の中だと
- 作者: 小倉義光
- 出版社/メーカー: 東京大学出版会
- 発売日: 1999/04
- メディア: 単行本
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が良かった。いきなり学術書で色気もないのだが、学部物理程度の武器で気象現象がこれだけよくわかるというのはなかなか爽快である。まる。*1
*1:もちろん学術書は読むのに時間がかかる。大抵同時並行的に軽いものを読んでしまう