電王戦

今日は「電王戦」というコンピュータ対人間の将棋対決,ぼんくらーず対米長永世棋聖の対局を見てしまいました.ニコニコ生放送で対局されてたんですね.自分は小学生のころから将棋をちょくちょく指すので,こういうニュースは気になってしまいます.結果はぼんくらーずの勝利.いいもの見せてもらいました.将棋とともに生きてきたプライドをかけて最後まで戦い抜く姿というのには感動してしまいました.駒を進める手つきに背負っているものを感じてしまったというのは言い過ぎでしょうか.
来年2013年には,5人の棋士がソフトと同時対局するという構想も局後の記者会見で発表されていました.現役の棋士の方々はコンピュータとは勝負をしたがらないと聞きます.解説の渡辺竜王もそのようなことをおっしゃっていました.やはり,コンピュータ対人間というタイトルで将棋を指すというのは相当なプレッシャーなんでしょう.その点でいうと米長さんが自らぼんくらーずに勝負を挑む,というのは良く考えられているのだと思います.今回のことで後続の棋士はやりやすくなったと思います.
記者会見で米長さんがおっしゃっていましたが,今後はプロ棋士とソフトの住み分けというのが重要になるのでしょう.コンピュータの進化はしばらくは収まりそうもありませんしプロ棋士が自分たちの役割を見直す,というのは大切なことなんでしょう.「それは感動である」米長さんは言っていました.僕もその通りだと,今回の対局を見て強く感じました.ファンとして一層注目していきたいと思いましたね.


そういえば,このためにニコニコプレミアムに登録しましたがこれは良いですね.快適です.