19冊目『マンキュー経済学 Ⅰ ミクロ編』

マンキュー読んだ.amazonの評価を見たところ絶賛されていて,「まあこれ読んでおけば間違いないんじゃねー」くらいで選んだ本だが,勉強になった.
先に文句だけ少し言えば,ちょっと数学使わなすぎだと感じた.どれくらい使わないのかという話をするなれば,例えば限界生産逓減の説明のあたりで,生産量といろんな費用*1の関係を十数行にわたり,半ページも占めるような表の形でまとめてあるくらい.式でも書いてくれたらもう少しわかりやすいと思ったんだが…*2 基礎的な概念の説明の冗長さに不満はあるものの,やはり新しい概念を身につけるのは楽しい.しかも経済学の場合,それが自分の生活と密接な関係を持ってくる.税制について学ぶことは確かに社会の見方を大きく変えてくれる.こういう点は物理学と大きく異なっていて,新鮮さを感じた.

マンキュー経済学〈1〉ミクロ編

マンキュー経済学〈1〉ミクロ編

*1:総費用,限界費用,平均費用とかその類の

*2:式がない方がうれしい人も多いだろう.Amazonレビューでの絶賛具合見りゃわかる