来年度TA

来年度から高学年物理数学演習のTAを担当することになりました。高学年といっても2年生ですけどね。内容は複素関数論です。留数定理周辺のテクニカルな有用性だけではなく、物理とかなり密接な関係のある、非常に面白い分野です。
例えば量子ホール効果などにおいてそのホール係数などの応答係数が量子化されるように、物理量がトポロジカルな性質に起因し量子化が起こる場合があります。これは複素関数論における巻き数の概念と通じるところがあります。
数学の面白いところは対象を絞らない普遍性です。数学を学ぶ機会が最近減ってきたと思っていたところなので、自分自身TAという立場を通じて数学を学びなおして、物理現象の見方を深めていけたらいいと思っています。