コップ:海 対 分子:コップ

コップに水を満たす。このコップに入っている分子に、何かしらの方法でマーキングができたとする。つまり、いまこの時点でこのコップに入っている分子は、後から見れば「あのコップ出身の水分子だ」とわかるとする。
さて、このコップの中身を海に注ごう。注ぐだけじゃ不十分だから、海をよくかき混ぜて、コップ出身の分子が満遍なく七つの海に行き渡るようにする。そこで、今度はそのコップを使って海の水を一杯だけすくったとしよう。

A君は「海はとてつもなく広いので、コップの中にもともとコップ出身の分子は、まず含まれていないだろう」と考えたが、その後実際に計算するとなんと800個ほども含まれていることがわかった。このことから、A君が学べることとして当てはまるものを次のA-Dの中から全て選べ。

A. 海は思っていたよりも広い
B. 海は思っていたよりも狭い
C. 水分子は思っていたよりも小さい
D. コップは思っていたよりも大きい

一つの試金石くらいにはなるだろう。というか理工系の大学生ならわかってほしい。