てなわけで富士山に登ってきた

仲間たち(日本人15人程+外国人20人程、経験者はたったの2人)と富士山に登ってきました。タイミングよく梅雨明けしたらしく、快晴の富士山を満喫できました。4時半バスで新宿発、7時に富士スカイライン五合目にバス着。標高は2400メートル。一時間ほど体を慣らして登山開始しました。ちなみにご来光は4時過ぎと言うことで、十分時間があると思っていたのですが、結果から言えば間に合いませんでした。登山道が混みすぎていたからです。


18:51、これは5合目の写真です。ここまでは来るまで行ける。

20時ごろ、登山開始。
21:53、7合目に到着。このあたりから息が切れやすくなったような。少し頭痛を感じて、大丈夫だろうかと非常に心配になりましたが、体が慣れるらしく特に問題はありませんでした。

1:06、8合目白雲荘に到着。辛さもこのあたりがピークだったかもしれません。周りの景色が変わらないのであまり楽しくないですが足元を見て一歩ずつ進むしかない。このあたりでは仲間とペースがずれて、一人で黙々登っていました。他の人にペースを合わせられる人はそれなりに慣れた人なんだな、と思いました。(最後を追っていた先輩(経験者)が「全然休めない」と愚痴っていました。)
ちなみに8合目は山小屋がたくさんあって嫌になります。いつになったら8合目が終わるのかと。

2:13、胸突八丁。標高は3400メートル。5合目が2400メートルだから、約1km登ったことになる。意識して深い呼吸をしないと辛くなってきます。周りはみんな酸素缶をスーハーしてたみたいなんですが、あれって意味あるんでしょうかね?

9合目の鳥居をすぎたあたりで4:07分、すでに東の空が明るくなってきていました。


鳥居をすぎると不思議と体が軽くなりました。景色が白んだ空に照らされて、登り甲斐が出てきたからかもしれません。楽しい楽しい。しかしこのあたりからの道の混み具合ははっきり言って異常です。


頂上目前にしてついにご来光。

怖ろしくきれいでした。言葉や写真に残そうと思うのがそもそも間違いなんです。不思議な力がみなぎってきて、登山家の気持ちが一瞬分かった気がしました。ちなみに、このあたりではぐれた仲間1人と合流。

頂上到着は結局4:56。山頂付近には鳥居があるのですが、これが見えたときは嬉しかったです。狛犬もお出迎えしてくれます。



富士山頂上はハイパーインフレ状態なので、地上で買っていったおにぎりを食べました。「富士山頂でカップラーメンを食べる」という定番ネタに挑戦しようとしたのも一人いましたが、お湯は自分で工面しないといけないらしく、ラーメンは無事地上に帰還しました。
ちなみに帰りは降りれば降りるほど酸素が濃くなるので多少飛ばしてもOKです。火山性の軽石に覆われた斜面を歩くのは案外筋力を使うらしく、あまり歩幅を大きくとると疲れてしまいますが。外国人学生の一人に「富士山が噴火したらどうするんだ」といったことを聞かれたのですが、どうなっちゃうんですかね。東京は富士山に近いし・・・
下山中はトイレが少なく、かなり混みます。30分待ちとか、アホみたいですから6合目まで我慢しましょう。

無事生還。お疲れ様でした&企画をしてくれた後輩に感謝。