トリスウィスキーを水道水で割るなんてまねはしちゃだめだ。なんかすごく退廃した気分になるww
- 作者: A.M.エスピノーサ,三原幸久
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1989/12/18
- メディア: 文庫
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図書館に各国の民話集があったのを見て読み比べ&面白そうなのを借りた。御伽噺のようなものから、飲み屋のバカ話みたいなものまでいろいろ。いくつか爆笑するようなものがあった。1番と72番があほ過ぎて好きだった。
そのほか気づいたことなど。
- 魔女が結構出てくる
- 狐が狼をひどい目にあわせる。殺してしまったり、生きたまま皮を剥がす
- 狼はいつでも悪者。家畜を食われたりして人々は恨みを持っていたんだろう
- 最後にはとがめられることが多いものの、男女は普通に一晩限りで寝る
- 司祭が不倫するっていうネタがおおい
話のおわりに「コロリン・コロラド」と書いてある。話の締めの決まり文句のようで、日本語にすると「赤い紅ヒワ」ということらしい。音の響きだけでたいした意味はないんじゃないかなあ。「ちゃん、ちゃん」みたいな。
まあ、隅から隅まで舐めるように読むような本ではない。
p.s. 聖女カタリーナという話が入っていた。芥川の蜘蛛の糸の原作になったという話だ。確かによく似ている。それを知ったのはつい最近だったのだが、驚いた。というのもこの「スペイン民話集」を借りるとき、偶然芥川の「蜘蛛の糸・杜子春」を借りていたのだ。こういう偶然になにか運命めいたものを感じてしまう。