昭和19年に発行された、竹山説三著「電磁気学現象理論」(丸善株式会社)という電磁気学の名書があります。この本の緒言には次のように書かれています。
「現象論的理論と謂ふのは、現象を説明するために或る仮定のもとに理論を展開するに當り、この仮定が必ずしも厳密に実在認識に相当しなくとも、之によって導き出された結果が現象に於ける諸関係をよく説明し得るならば、それで一応満足するが如き理論を謂ふ。そして現象論的電磁気学に於けるこの仮定こそは実に Maxwellの電磁界基本式である。

「現象論的」という言葉の意味が分かりません。 | 物理学のQ&A【OKWave】より