出願

学資を出してもらう親の意向を尊重して、東大も受験することにしました。第一志望の研究室は強相関系の理論系で、その研究室へは、僕のいる大学から去年一人だけ入っています。
その研究室へ見学に行ったときに先生の個人的な興味を聞きましたが、フラストレーションのある系が最近の興味の対象だとおっしゃっていました。そこで聞いた話ではないのですが、このような系はかなり挑戦的で面白い対象であるようで、たとえばパイロクロア型のスピンアイス中においては、アイスルールを破るようなトポロジカル欠陥が長い寿命を持ちます。そのためにたとえば、モノポールがその結晶中を運動するような現象が起こるそうです。ワクワクしますね。それが現在実験的に観察されているのかは知りませんが今ではSQUIDなんて便利なものがあるから、やろうと思えばやれるんでしょう。
本当におもしろそうですね。いよいよ実験系と理論系が分かれていることが嘆かわしいです。