§22. コンパクト性

コンパクト性の章はあとルベーグ数の存在を示す例を残すのみ。
明日中には終わるだろう。コンパクト性は、終わってみれば何ということはない。


ハウスドルフ空間と正規空間、正則空間の関係がはっきりした。
ハイネ-ボレルの被覆定理とか、有名な定理もやっと出てきた。


数学の世界で名前しか知らなかった著名人に次々と出会うようで、
勉強していて楽しい。しかしこれは理論の体系ではなくてむしろ数学史を
学んでいるようなものなのかもしれない。


結局物理学を専攻して、道具としての数学を学ぶものは、
案外こんなものなのかもしれない。


森を探索して、おしまい。最後に頑張って踏ん張って山登って
下界を見下ろしてその形を感じるって言うのが、自分には無いのかもしれない。
それはそれですっごく楽しいことに違いないんだけどさ。


ほら、俺サクライの下巻とか読みたいしさ。